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筋トレ中、知らない兄さん(100kg以上のでかい人)に「ボディビルですか?パワーリフティングですか?」と尋ねられた。
私がどちらに属してるのか、というコトだろう。別に大会にも出るワケでもないし実際どっちでもないんだが、”競技者として見られた”というのは非常にうれしいコトだ。順調にデカくなってる証拠といえる。
……で、咄嗟のコトだったので思わず「趣味でパワーリフティングやってる感じです」と答えてしまった。まあ間違いではない。ボディメイクの心得や知識は多少あるが、それより自分は重量挙げに関する経験値のほうが上だなと思ったのだ。
というワケで、思いがけず私の属性が決まった。私はパワーリフターだ。重力と戦う作曲家だ。
叔父さんが亡くなった。子供の頃からよく知っていて何かと世話になった人だ。
訃報を受けたとき「ああ、やっぱりそうか」「入院が続いてたし仕方ない」と冷静に受け止めたつもりだったが、なぜか夜中に突然買い出しに走って、減量中にもかかわらずポテチやアイスクリームなどを大量にドカ食いしていた。
……自分が思ってる以上に動揺してたんだろう。なぜか数年ぶりに「艦これ」まで起動していた。
葬儀と火葬もつつがなく済んで、家に帰ってくればあっという間に日常パートだ。生きている我々はせいぜいこの日常パートで頑張らないとな、と思う次第だ。
叔父はこの世に何を残しただろうか。
身近な人の死というのは、いくら考えても仕方のないコトを眼前につきつけられる。それが近しい関係であるほど、より真正面から向き合わざるを得ないだろう。向こうの家族はさぞ大変だろうなと思う。
叔父には三人の息子がいて、一人はもう働きに出ている。みんな叔父に似て背が高く、なんとも愛嬌のある奴らだ。彼らが叔父がこの世に残した作品なのだろうか。
もし今私が死んだとしたら、いまUPしてる作品以外は何一つ残らないかもしれない。それは嫌だな。もっとやるべきコトが他にあるのではないか。。いやまったく、考えた所で栓ない話だ。