私は毎日9時間ぐらいぐっすり眠るんだが、昨夜はほとんど眠れなかった。
理由は、Steam無料配信の美少女ゲーム「Doki Doki Literature Club! 」をプレイしたからだ。あまりにもDoki Dokiして眠れなくなってしまったのだ。
「Doki Doki Literature Club! 」Steam公式
このゲーム、一言でいうと名作だ。無料というのが信じられないほど完成度が高い。
「もう眠いからセーブして、続きはまた明日……」とはいかない魅力というか、魔力を持っている。なのでプレイする時は、なるべく時間に余裕がある日がいいだろう。休日の昼間あたりがおすすめだ。間違っても平日の夜中なんかには起動するべきではない。
あとプレイ前に攻略サイトやプレイ動画などを検索するのは、絶対にお勧めしない。例えば「オチを知ってて読む長編推理小説」ほどつまらないモノはないだろう。ネタバレはどんな名作も駄作にする。
最後に、ゲーム起動時に注意書きが出てくるが大事なコトなのでちゃんと読もう。精神的に余裕のない人は本当にプレイしないほうがいい。それぐらいDoki Dokiさせてくれるからだ。
日本語化パッチhttp://ch.nicovideo.jp/mayone-se32/blomaga/ar1401820
ちなみに私は¥1000のファンパックも購入済みだ。面白かったのでお布施の意味で。
※ネタバレ有り注意!未プレイの人はブラウザバック推奨
正直怖すぎた。
1週目のラストで精神をごっそり削られて、2週目から始まる、あの1クリックごとに地雷原を歩いてるかのようなギミックの数々。中には思わず目を逸らすぐらいおぞましい演出もあった。
単純なグロだとかびっくりフラッシュといった類ならまだいいが、本作のホラー要素はそういったモノではなく、いうなれば「こころの闇」そして「悪意」だ。少女の言動の端々にのぞくこころの闇。バグや強制終了・セーブデータ消失などシステムに仕掛けられた悪意。ひたすら不気味で、不愉快で、ぞわぞわと悪寒が足元から背筋へ這い上がってくるような。。。。
あれは新しい感覚だった。UNDERTALEでその一端を味わった気がするが。
そう、ちなみに「どうしても見たくない場面」や「怖ろしすぎて直視できない場面」なんかに×ボタン押して終了したり、タイトル画面に戻ったりすると、さらに怖い目に遭ったりするので、余裕があればやってみるといいだろう。
そして、地獄を潜り抜けてたどり着いた真のエンディングは、ひたすら少女のひたむきなこころである。切なくて物悲しく、どこか爽やかな気分ですらあった。名作としか言いようがない。
いや、掛け値なしに面白いゲームだった。いい歳こいて眠れなくなるぐらい怖かったが。
私はモニカと二人っきりのおしゃべりタイムがまだ(初プレイで即効削除した)なので、また余裕があるときにプレイしてみようと思う。隠し要素やランダム要素も多く、愛を込めて作られてるのがよくわかる。