今日はエイプリルフールとの事ですが
そんな俗物的なものは本来、我々音屋は関与するべきでない分野であります。
真摯に取り組めばこそ、ちょっとした嘘や法螺が 冗談では済まない
シビアな界隈なのです。
だからこそ。今日という日にあえて、厳然たる楽器の基礎について真面目に語りたいと思います
私が扱うのはアコースティックギターです。
まずは基本コードの「C」の押さえかたから、振り返って行きましょう。
この押さえかたをすると、以下のような音色が出ます。
次も基本的なコード「Em」の押さえかたです。
…若干 指が開きすぎてるように思えますが、フォームとはこういうモノです。覚えておきましょう。
この押さえかたをすると、以下のような音色が出ます。
さて、次は少し高度なコードを教えたいとおもいます。
そう、高度なコードをね。
ポジションは通常の「C」と変わりませんが、今度は左手首を内側にひねりながら
ネックの後ろの方から、ゆっくりと上に滑らせる技法です。
この押さえかたをすると、以下のような音色が出ます。
若干ですが、倍音がふくよかに聴こえることと思います。
さて
これからいよいよ難易度は高くなってきます。
次もまた「C」コードからの応用ですが、今度は楽器そのものよりも
「C」の指のフォームに注目したいと思います。
この押さえかたをすると、以下のような音色が出ます。
「C」がハッキリと聴こえると思います。
また
そこからの応用で、更に高等な技術を要求されるものもあります。
今度は両手を使って、バランスを保ちながら「C」の音色を表現しようと努力してます。
この押さえかたをすると、以下のような音色が出ます。
やはり、一つより二つですね。意気込みが違います。
さて
そろそろ文面的に破綻しつつあるこのギター講座ですが、折角なのでもうちょっと頑張ります。
次は楽器を左手でしっかりと固定しながら、なるべく力強いフォームで。
特に親指に負荷が掛かりやすいことで知られているコードです。注意して下さい。
この押さえかたをすると、以下のような音色が出ます。
誰しも、褒められて悪い気はしないものです。あと、何となくエコーが掛かってます。
さて、いよいよこの苦しいギター講座も最後です。気を引き締めて下さい。私も限界が近づいてます。
今度は楽器よりも、音楽そのものに対する意識を改めなければなりません。
音楽は何を伝える為にあったか…
それを、我々はこのコードで再認識しなければなりません。
それはどこにでも在るものなのですが、誰もが探し求めてやまないものなのです。
この押さえかたをすると、以下のような音色が出ます。
もう、エイプリルフールが終わったらハードディスクに入ってるこの音源も全てゴミ箱にぶち込みたいと思います。
長々と語ってしまいましたが
結局、音楽というものは伸び伸びと自由に、楽しんでやるものです
嘘も 冗談も大いに結構。好奇心と遊び心でエンターテイメントは成立するのです。
ま、そんなワケで
お疲れ様でした。
2010 diary log